2023/06/02 18:30
みなさんは毎日、質の良い睡眠がとれていますか?
現代では、残念ながら多くの日本人が睡眠に関して何かしらの悩みを抱えていると考えられています。
その割合はなんと80%以上にも及びます。
毎日楽しく暮らすためには、睡眠の質の改善が必要不可欠です。
この記事では、そんな睡眠(安眠・入眠)の質を高める方法について解説していきたいと思います。
日本人は睡眠の質が低い理由と改善方法
睡眠時間を大きく2つに分けると、眠りにつくまでの時間「入眠」と、眠りについてからの時間「安眠」があります。
日本人はこの両方とも問題を抱えている人が多いのですが、1つずつその原因と改善方法を挙げてみましょう。
1. 仕事などによるストレス
ストレスが溜まると、寝る時にリラックスした状態になりにくいため、なかなか寝付けなくなります。
しかし、日常生活にはストレスがつきものであり、その原因を取り除くことはかなり難しいですよね。
もちろん、ストレスの原因を取り除く努力はすべきですが、「ストレスを感じにくくする工夫」も必要です。
心理学では、「情動焦点型コーピング」と呼んでいますが、自分の考え方にアプローチすることでストレスを軽減させる方法があります。
例えば、急いでいるのに3回連続赤信号に引っかかってしまったとしましょう。
こういった時、「あーもう、今日はツイてないな」とイライラする人が多いはずです。
しかし、「もし青信号だったら焦って運転して事故を起こしていたかもしれない」、「神様が急ぐのは良くないと忠告してくれているのかな」というように、考え方をポジティブに変換するのです。
ちなみにもう1つのストレス対策として、「ストレス解消型コーピング」というものもあります。
これは読んで字のごとく、ストレスを発散させてしまうという方法です。
バッティングセンターで思いっきりバットを振ったり、カラオケで熱唱するなどして、ストレスを発散させることが睡眠の質の向上に繋がっていくのです。
2. カフェインや喫煙習慣
身体を良い状態に保つために大切になる自律神経。
この自律神経は、体を活発化させる「交感神経」と、体を休息させる「副交感神経」に分けられます。
本来、睡眠時はこの副交感神経が優位になるのですが、コーヒーなどに含まれるカフェインや喫煙などが交感神経を刺激するため、睡眠の妨げになりやすいといわれています。
とはいっても…コーヒーも喫煙も中毒性が高く、なかなかやめることができないものです。
そこで、「就寝時間の1~2時間前には摂取しない」ことをおすすめします。
3. スマホやパソコンの操作
現代人が寝られなくなった大きな原因となっているのが「スマホやパソコンの操作」です。
電子機器を寝る直前まで操作し直視していると、スマホなどから発せられるブルーライトによって脳は昼間だと勘違いしてしまいます。
そのため、体のリズムを調整し、覚醒から睡眠へと切り替えてくれるメラトニンの分泌が抑制されてしまい、脳が覚醒状態のままになるのです。
ベッドサイドに置いて寝る人も多いスマホですが、できれば机の上など少し離れた場所に置いて寝ることがおすすめです。
物理的に距離を置くことでうっかり手を伸ばしてしまう動作も減り、睡眠に向けて体を整えていくことができます。
最低でも就寝30分前には、机に置きスマホを操作しないようにしましょう。
4. 自分の身体に合っていない寝具で寝ている
睡眠の質が良くない人は、寝具にこだわりがない人が多いともいわれています。
人によって体の重さや体型、首の形状などに違いがありますし、寝方も様々です。
例えば、腰痛や肩こりで悩んでいる人が柔らかい低反発ウレタンマットレスを使っていると、余計に症状を悪化させてしまう可能性があります。
体にストレスや痛みがあることで睡眠の質が悪くなる悪循環が生まれます。
マットレスや枕にこだわり、自分が心地良いと思える寝具を選ぶこともとても重要なのです。
睡眠の質を高めると良いことがたくさんある
前述した睡眠の質が下がる原因を改善させることができれば、確実に暮らしは好転していきます。
・体内のホルモンバランスが整う
・太りにくく痩せやすい体になる
・生活習慣病の予防になる
・日中の集中力や活力がUPする
・免疫力がUPし病気をしにくくなる
・記憶をより脳に定着させることができる
・身体の疲労を回復させることができる
このように、生活の様々な面でそのメリットを感じることができるはずです。
まとめ
今回は、睡眠(安眠・入眠)の質を高める方法について解説してきました。
・仕事などによるストレス
・カフェインや喫煙習慣
・スマホやパソコンの操作
・自分の身体に合っていない寝具で寝ている
これらは睡眠の質を下げてしまう大きな原因となります。
改善に取り組むことで、きっと入眠しやすく安眠できる生活ができるはずです。
ぜひ睡眠の質を高める努力をして、楽しく暮らしていきましょう。