2023/05/12 18:30
誰もが平等に年齢を重ねるものですが、ある年齢を境に、またはふとした瞬間に、予想以上に老化が激しく驚いた経験はありませんか?
でも、「年を取れば衰えるのは仕方ない…」と諦めるのはまだ早い!
しっかりと体の変化に対する身体作りを行うことができれば、老化のスピードをゆるやかにすることができます。
この記事では、そんな「年齢を重ねる中で気になっていく体の変化に対する身体作り」について解説していきたいと思います。
加齢とともに筋肉量は減っていく
人間は年を取るにつれて運動量がどうしても減少してしまいます。
疲れが取れにくかったり、節々が傷みやすくなるため、徐々に日常的な運動量が減ってしまうのです。
そういった毎日を過ごしているうちに筋力は減っていき、それによって更に運動量は減ってしまいます。
身体の活動を支えている筋肉である”骨格筋”は、30歳を過ぎると10年ごとに5%程度ずつ減少していくと考えられています。
そして、筋肉量が減ると基礎代謝も減少してしまうため、太りやすく痩せにくい体へと変化していきます。
「最近は食事量を減らしてもなかなか体重が減らない、むしろ増えていってしまう」といった現象は、まさに筋力低下に伴う基礎代謝量の減少が原因となっているのです。
ホルモンの分泌量も減る
年齢を重ねると、筋肉量だけではなくホルモン(生命機能を維持する大切な情報伝達物質)の分泌量も減少します。
加齢による減少だけでなく、筋肉量の低下や睡眠の質低下、喫煙習慣、生活習慣の乱れやストレスによってもホルモンの分泌量は減少してしまいます。
ホルモン量が減少すると、疲れやすくなったり太りやすくなったり、モチベーションの低下やイライラ、物忘れ、不眠といった症状が現れることもあります。
加齢による体の変化に対する身体作り
人生を幸せに過ごすためには、前述したような加齢による身体の衰えをなるべく緩やかにする必要があります。
そのためにするべきおすすめの身体作りの方法は、以下の通りです。
1. 筋トレ習慣を身に付ける
ただ生活をしているだけでは、加齢とともに筋肉量が減ってしまうのですから、筋トレを習慣化させて筋肉量を維持していく必要があります。
過度な筋トレは逆効果となってしまう(ホルモンバランスが崩れる)恐れがあるので、続けやすい適度な筋トレを習慣化させましょう。
効率的な筋トレは「超回復期間」を設けることです。
超回復とは、筋トレでダメージを負った筋繊維が回復する際に、より太い筋繊維になっていくために必要な期間のことです。
一般的には筋トレ後24時間~48時間が超回復期間だと言われています。
そのため、毎日同じ筋トレを行うのではなく、「今日は上半身で明日は下半身」といったように、筋トレを行う部位を1日置きにすることをおすすめします。
この方法を実践すれば、効率よく筋肉量を維持(もしくは増加)を行えるはずです。
2. ストレスを溜めない生活を心掛ける
ストレス社会と言われるほど、現代社会はストレスを感じやすくなっています。
前述した通り、ストレスはホルモンに対して悪影響を及ぼすので、なるべく溜めないように心掛けなければなりません。
こまめにストレス発散をすることも重要ですが、ストレスを感じないように物事をポジティブに感じ取る癖をつける方法が特におすすめです。
例えば体重を増やさないために3日間ビールを我慢しなければならない時も、「ここで我慢すれば3日後にめちゃくちゃ美味しく感じるはず」とポジティブに捉えるのです。
そうすることで、我慢によるストレスの度合いもある程度抑えることができることでしょう。
この方法を実践すると、身体作りに良い影響が出るだけでなく、生活自体でも幸福感を感じやすくなるはずです。
3. 生活習慣を見直す
近年では、肥満度を表すBMI値が25を超える人(つまり肥満に分類される人)が非常に増えてきています。
これらは、暴飲暴食や運動不足、ストレスなどが大きな原因となっているケースが多いと言えます。
正常な生活習慣に改善することは難しいかと思いますが、段階的に喫煙や食事量を減らしていき、寝具を変えたり寝る前にスマホをいじらないなど睡眠の質も上げていくようにしましょう。
そうすることで、年齢による身体の衰えを緩やかにしていけるはずです。
まとめ
今回は、「年齢を重ねる中で気になっていく体の変化に対する身体作り」について解説してきました。
加齢による身体の衰えは、完全に止めることは出来ませんし、意識していないとその衰えるスピードは加速してしまいます。
・筋トレ習慣を身に付ける
・ストレスを溜めない生活を心掛ける
・生活習慣を見直す
ぜひこれらの方法を実践して、健康に楽しく毎日を過ごしましょう。