2023/02/03 18:30
4'33では「パートナーとシェアできる服」としてもアイテムを作っています。
おうち時間が増えたからこそ、家族やパートナーとシェアすることで会話や交流が生まれたり、何気ない時間がより豊かになるきっかけになることを願ってのことです。
そこで今回は、実際にパートナーと服をシェアしているご夫婦へインタビューをさせていただきました。
私たちがアイテムづくりをする上でとても参考にさせていただいているご夫婦で、自分たちが好きなアイテムや次に欲しいものの話について、ふたりで盛り上がってる様子を何度も見ています。
そこで、改めて「パートナーと服をシェアする」ことについてお話を伺ってみました。
シェアするきっかけ
Q はじめから夫婦でシェアをしていたんですか?
A いいえ、はじめはそれぞれが服を買っていました。
Q どうしてシェアすることになったのですか?
A 元々お互いに服の好みは似ていたんです。
それが、トレンド的にもオーバーサイズが流行してきて、徐々に好みのサイズ感が一緒になってきて、自然とシェアするようになりました。
シェアするメリット
Q ズバリ、何がいいですか?
A シンプルに経済的です(笑)
1つのアイテムを2人で着回すことができるので、今まで2つ買っていたものが1つで済むようになりました。
Q なるほど経済的(笑)
A 普通なら1着買えば1着ですよね。
でも私たちはシェアをするので、それぞれ1着買っても2着を所有することになるんです。
Q 2人で2着持つことで何か変わったことはありますか?
A 服のレパートリーが増えます。
パートナーが買ったアイテムによって「意外とこういうのもありだな~」と思うこともあって、新たな自分の一面を知ることもあります。
Q 他には何かありますか?
A 服の買い物は2人で行きますよ。
気になるアイテムを見つけたら情報共有もするし、服をシェアしていることでのコミュニケーション機会が多いかもしれませんね。
インタビュー後記
一番印象的だったのが「服のシェアは特別なことではなく、ふたりにとっては普通のこと」になっているということでした。
何か意味深いきっかけやメリットがあるのではないか…と、うっすら心の片隅に期待をしていたのですが、逆に”普通のこと”として捉えられていることに驚かされたのです。
だからこそ服をシェアする心理的なハードルがなく、シェアする現実的なメリットを味わいながら、次に欲しいアイテムの話で盛り上がることができるのだろう、とも気付かされました。
私たちは、パートナーと必ずシェアしてください!と、訴えたいわけではありません(笑)。
でも、シェアすることで広がる世界や、深まる親密度はあるのではないか、とは思っています。
もしそんな変化を求められているならば、試してみていただきたいです。
とはいえ、突然「服をシェアしない?」というのもハードルが高いでしょうから、まずは自分が買って、着てみたものを「あなたも着てみない?」と提案してみてはいかがでしょうか?
そんなきっかけになれたら嬉しいです。