2022/11/18 18:30
ウール素材についてこのような悩みはありませんか?
「そもそもウール素材ってなに?」
「ウール素材には種類はあるの?」
「ウール素材の種類による違いはあるの?」
これから本格的な冬が到来。
本記事では、さまざまなウール素材の種類についてご紹介していきますので、これからの洋服選びの参考にしてくださいね。
そもそもウール素材とは?
ウール素材とは、基本的に動物の毛から作られる自然素材のことを指します。
ウール素材は、保温性や放湿性に優れている特徴を持っていますので、ケーブルニットやセーター、マフラーなどの冬の定番素材としても知られており、ウール素材が使用されているさまざまな洋服があります。
ただ、自宅でのお手入れが難しいという特徴があり、アウターであれば基本的にクリーニング屋さんでドライクリーニングが必要となり、自宅でお手入れをする場合は手洗いが必要です。
ただ、ウール素材が使用されている割合によってもお手入れ方法は異なり、例えば「ウール100%」であれば丁寧なお手入れが必要になりますが、「アクリル70%、ウール30%」のようにウール素材が使用されていたとしても複数の素材が合わせられている場合は、洗濯でのお手入れが可能な場合もあります。
実際に洋服についているタグなどを確認してお手入れ方法を確認してみてください。
ウール素材の種類は?
一般的に使用されているウール素材は下記の7種類です。
・羊毛
・モヘア
・ラビット
・アルパカ
・キャメル
・カシミヤ
・アクリル
それぞれの種類について詳しくご紹介していきます。
ウールの種類①:羊毛
羊毛から作られるウール素材は、もっとも定番のウール素材として知られています。
というもの、羊1頭から一度に取れる羊毛の量が約5kgと大量に取ることができるので、洋服として流通するときの価格が安価だからです。
洋服に「ウール」と記載されている場合は、基本的に羊毛から作られているものと覚えておくといいでしょう。
ウールの種類②:モヘア
モヘアは、アンゴラヤギの毛から作られるウール素材です。
モヘアは一般的なウールに比べてふわふわとした細かい毛が特徴的で、ウール素材にするとシルクのような光沢感があるため、高級ウールとしても知られています。
洋服では、「モヘアニット」や「モヘアカーディガン」として販売されていることが多いです。
ウールの種類③:ラビット
ラビットは、アンゴラウサギの毛から作られ、「アンゴラ」と呼ばれることもあるウール素材です。
アンゴラウサギは毛が長いことが特徴的のウサギですので、もちろんウール素材も毛の長さが特徴となります。
ラビットは1頭から取れる毛の量がとても少ないこともあり、高値で取引されることが多いですが、吸湿性・保温性にとても優れている素材です。
ただ、ラビットはとてもデリケートな素材ですので取り扱いには注意しましょう。
ウールの種類④:アルパカ
アルパカは、動物園でも人気のラクダの一種であるアルパカの毛から作られるウール素材です。
アルパカの毛は見るからにモコモコとしているので、イメージ通り保温性・保湿性に非常に優れていますが、ふわふわとした質感ではなく弾力性の強い質感になります。
また、日本では馴染みがありませんがアルパカは昔から家畜として放牧されてきた動物で、1頭から取れる毛の量がとても多いので、ウール素材「アルパカ」は基本的に安価で取り扱われることが多いです。
ただ、スーリーアルパカと呼ばれる希少種の毛から作られたウール素材は高額になりますので注意しましょう。
ウールの種類⑤:キャメル
キャメルは、フタコブラクダの毛から作られたウール素材です。
フタコブラクダの毛は短く硬い質感で、脱色ができないという特徴がありますので、洋服に使用するときもフタコブラクダ本来のキャメル色のまま仕立てられています。
ウールの種類⑥:カシミヤ
カシミヤは、カシミヤヤギの毛から作られるウール素材です。
肌触りや風合いなどの質感が非常に優れている素材で、代表的な高級ウールとしても知られています。
ウールの種類⑦:アクリル
アクリルは、合成繊維から作られたウール素材です。
基本的には「ウール素材=自然素材」というイメージで間違いないのですが、ウールに似た素材で扱いやすくするために合成繊維でもウール素材が作られました。
自然素材とは異なり、吸水性や吸湿性が悪いため、機能性にこだわりたいという方にはおすすめできません。
まとめ
本記事では、さまざまなウール素材の種類についてご紹介していきました。
一般的に「ウール」として使用されているのは羊毛のウールですが、ほかにもさまざまなウールがありますので、質感を味わってみたいという方や、より上質なウール素材を体感してみたいという方は、ウールの中でも素材にこだわってみてはいかがでしょうか。
ぜひ本記事を参考にして好みのウール素材を探してみてください。